2009all
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09-01≧ょうとこっく(2)のご挨拶諸課題に全力で対応社団法人京都府トラック協会会長 竹え内宙平成21年の新春を迎え、謹んでご挨拶を申し上げます。昨年の、我が国経済は、 100年に1度と言われる世界規模での金融不況に見舞われ、先行きに大きな不安を抱えています。我が業界におきましては運賃が低迷する中、これまで経験した事のない原油高騰に係る燃料費の異常な値卜げ、軽油引取税の混乱などもあり、経営を圧迫しました。一方、国からは、燃料サーチャージ制及び荷主取引適正化のガイドラインが示され、加えて昨年11月には低公書車普及促進等対策費補助事業等が追加されるなど積極的な支援を受けましたが、極めて厳しい年でありました。また、昨年12月施行された新公益法人制度ですが、5年間の猶予はあるものの、当協会も大きく変革を求められることとなります。協会の事業が「公益目的事業であるかどうか」すなわち「不特定かつ多数の者の利益の増進に寄与するか」が公益性の大きなポイントとなりこれを念頭におき、今後、認識を新たにして皆様のご理解、ご協力を得ながら公益目的の為の活動を推進していく所存であります。社会との共生を日指して業界に課せられた次のような問題点を克服し真剣に取り組んでいく必要があると考えております。第一は、安全対策に関する問題であります。事故防止対策の一環として、 トラックドライバーセーフティラリーを例年実施しておりますが、「1万人のトラックドライバーが無事故・無違反を競い合います」をキャッチフレーズに2,074チーム。10,370名の参加を得て、現在展開中です。適性診断については、自動車事故対策機構へ出向かなくてもインターネットを活用して受診することも可能な新診断システムを、事故防:Lの観点から積極的に導入し対応いたします。また、運転動作について機械的・客観的に評価を行う運転技能自動評価システムが開発され、これを利用することによつて事故防止に役立てる事を計画しており、来年度から本格的に導入する予定です。事故防止への取組みを、広く社会に訴え、事故撲滅を日指したいと存じております。
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