201001
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10-01()年頭のご挨拶年頭のご挨拶 平成22年の新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 昨年中は、各関係機関をはじめとして、会員・組合員の皆様方に格別のご支援とご協力を賜り、おかげさまで連合会事業も順調に運営ができましたこと、心より厚く御礼申し上げます。 昨年の我が国経済を見ますと世界同時不況の影響により「戦後最悪、最大の経済危機」の厳しい状況から在庫調整の進展や経済対策の効果なども相まって、景気の持ち直しが見られると言われておりますが、回復を実感するところまでには至っておりません。 特に、我々トラック運送業界においては、規制緩和以降、運賃が長期にわたり低迷する中、不況による急激な荷動きの深刻な落ち込みに直撃され、そのうえ、ここ数年の異常な原油・燃料高による大幅なコスト負担や社会的規制の遵守・環境・安全対策等のコスト増に対し、徹底した省エネやコスト削減に、文字通り必至の自助努力を重ねてきましたが、経営収支は一向に改善されずに悪化の一途をたどり、今や事業存続の危機的な状況にまで追い込まれているのが現状です。 新しい民主党政権となり、マニフェストで暫定税率の廃止、高速道路無料化などが掲げられていますが、未だ確たる詳細もわからない状態で、一日も早く、我々トラック業界の意見を反映して頂き、実情に即した実施を願うものであります。 このような厳しい経営環境の中にあって、中小企業が新たな発展を遂げていくためには、個々の事業者・会員組合が自ら経営革新を図り、環境変化に即応できるような経営体質を作り上げていくことが何よりも肝要であり、同時に個々で解決できない諸問題に対しては、連携組織の下に力を結集し、組合員相互の連携を今まで以上に強化して積極果敢に挑戦していくことが必要です。連合会はこの会員組合の中心となって取り組んで行きたいと思っております。 昨年、皆さんにお話申し上げました(輸送効率の向上と環境負荷の提言を目標)にしたWebKIT事業は、新しく関西トラック急行協同組合が参加されて、現在、府下4協組が活動しています。 本年度も引き続き、このWebKIT事業の拡大や日貨協連燃料共同購入制度の活用を図り、会員組合の皆様のお役に立つよう努力して参る所存です。 また、昨年より理事役員の皆様と審議して参りました「連合会・会員組合が生き残るためには何をなすべきか」この問題提起については、新政権の具体的な施策が明らかになったとき、理事役員会で皆様のご承認を得て、プロジェクトチームを立ち上げて取組みたいと思っておりますので、なにとぞ、本年も昨年に倍しましてのご支援・ご協力をお願い申し上げる次第です。 最後になりましたが会員・組合員の皆様をはじめ、関係各位のますますのご健勝とご繁栄を心より祈念申し上げまして、私の新年のご挨拶とさせて頂きます。 京都府トラック事業協同組合連合会 会 長 上 田 龍 司Webキット京都協同組合のご加入のお問い合わせは、Tel 075-661-5888※京ト協連ホームページ(http://www.kt-kyoren.com)もご活用下さい。

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