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()10-03※ イタルダインフォメーション65号((財)交通事故総合分析センター発刊)より転載 どのような車両が横転しているのでしょうか?事故例調査で事故に関与した車両のうち、どのような車両がどれだけ横転したのかについて「単独事故」(図13)と「車両相互事故」(図14)に分けて示します。 単独事故で横転が多く発生していたのは、軽乗用、RV(SUV)、普通貨物、大型貨物などでした。また、車両相互事故で横転が多く発生していたのは軽乗用、1BOX&ミニバン、RV(SUV)、軽貨物でした。これは、車高やトレッド、ホイールベース、車両重量など車両特性が影響していると推定されますが、同時にユーザの使い方や、横風あるいは動物のとび出しなど予期していない事象に対応する運転技量、道路環境などの要因も多く含まれていると考えられます。実際の事故事例の中には、無謀な運転によりスピン状態となって横転した事故や居眠りにより踏外逸脱し横転した事故、過積載・整備不良の状態で走行し、サスペンションの破損やタイヤバーストが横転のきっかけになった事故もありました。 【横転した車両の種類】我が家の交通安全~交通安全ファミリー作文コンクール優秀作品集より~我が家の交通安全~交通安全ファミリー作文コンクール優秀作品集より~ 私のお父さんは、長距離運転の仕事をしていて、大きいトラックで、県外までいろいろな荷物や材料を運んでいます。お父さんはいつも、夕飯を食べてから出発して、私が寝ている夜の間にトラックを走らせて、朝には現場に着きます。次の日は、帰って来れない事が多く、私は大変な仕事だと思います。 一番心配なのは、交通事故です。大きいトラックなので、ちょっとぶつかっただけでも大きな事故になると思います。お父さんはよく、「走っとったらよく、軽四とかトラックの前に入ってきて、交差点の近くとかでも平気で入ってくるからの。車は急に止まれない言うけど、トラックはもっと止まれんからの。本当に危ないわ。」と言っています。私もその通りだと思います。人でさえ、前の人が急に止まったらぶつかるのに、車だともっと大変な事になると思います。 またお父さんは、ビールが大好きですが、仕事の時はがまんして、ジュースを飲んでいます。仕事に行く前も、途中ねむくならないように、必ず仮みんを取ります。このようにお父さんは、安全運転のために、いろいろと気をつけています。お母さん、お姉ちゃん、私も気をつけている事があります。それは、お父さんが仮みんをとっているときは、静かにしたり、仕事に行くときは、必ず、「いってらっしやい。」と送り出します。仕事中は、よほどの事がない限り、電話をかけないようにしています。このように、私たち家族は、お父さんが安全に運転、仕事ができるように、心がけています。 それでも事故にあう事があります。以前お父さんが、仕事中で信号待ちをしている時、後ろから乗用車が追突してきたそうです。乗用車を運転していた人は、よそ見をしていたそうです。お父さんのトラックは大きいので何もなかったのですが、乗用車の前方がへこんでひどかったそうです。 私はこの話を聞いた時、自分が交通ルールを守って、交通安全を心がけていても、事故にあう事があるのだと知りました。そして交通安全とは、地球上全ての人が、ルールを守って、心がけなくてはいけないと思いました。 一人一人の交通安全に対する意識が、事故を減らし、住みよい街にすると思います。 富山県氷見市立比美乃江小学校 六年 山口 岬心 が け※平成22年1月・内閣府発行より抜粋を掲載させて頂きました。

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