201008
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10-08(8)事業用トラック死亡事故が増加傾向1~5月、前年比11%増 事業用トラック死亡事故が増加傾向1~5月、前年比11%増 事故防止再徹底へ 車 種 2010年 2009年 増減(%) 大型 88 76 16.8 中型 63 47 34.0 普通 8 19 ▲57.9 軽 8 8 0.0 167 150 11.3 トラック計 トレーラー(内数) 7 14 ▲50.0 全死亡事故件数 1,779 1,830 ▲ 3.0 020406080100120140160180死者数自動車種別事業用自動車第一当事者死亡事故件数2010年8863881672009年7647198150大型中型普通軽トラック計 事業用トラックが第一当事者となった死亡事故件数が増加傾向にある。警察庁が毎月まとめている交通事故統計によると、今年5月末現在の事業用トラック死亡事故件数は前年同期比11.3%増の167件となっており、車種別では中型貨物が34.0%増の63件、大型貨物が15.8%増の88件と増加が目立つ。2000年以降一貫して減少を続けていた事業用トラックの死亡事故だが、このままでは10年ぶりに増加に転じかねないとして、全日本トラック協会では事故防止の再徹底を事業者に呼びかけている。 事業用トラックが第一当事者となった死亡事故件数(軽貨物除く)は、2000年の727件をピークに減少を続けており、09年には366件へと9年間で半減した。 トラック運送業界による各種の事故防正対策が奏功したかたちで、全日本トラック協会が定めた安全対策中期計画で打ち出した、「2010年までに死者数490人以下」という数値目標を08年に2年前倒しで達成している。 さらに、昨年度国土交通省がまとめた事業用自動車総合安全プラン2009に基づき、トラック版の総合安全プラン2009を策定し、2010年までに死者数220人以下という新たな数値目標掲げて安全対策に取り組んでいる。一方で、今年に入ってからは、5月までの集計ではあるが、事業用トラックの死亡事故が増加傾向に転じている。

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