201010
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10-10()高速道路無料化社会実験に関する意見(会員事業者から全ト協に寄せられた主な意見) 高速道路無料化社会実験に関する意見(会員事業者から全ト協に寄せられた主な意見) ● メリット・無料化路線と並行する一般道の渋滞が緩和され燃費の向上が図られる。・労働時間の短縮につながり、過労運転の抑止と事故防止につながる。・高速道路料金が削減できるので、経営が助かる。・高速道路を利用することで、事故が減少するとともに燃費の向止から環境負荷が軽減できる。・観光産葉の活性化に伴い、物流の増大や観光客の増加が期待できる。 ・高速道路無料化社会実験は、交通流などについて実証するためには、有効な手段である。 ● デメリット・渋滞発生により輸送時間が増加し、経費の負担が増加する。・高速運転に不慣れなドライバーによる交通事故が増加している。・一部荷主から運賃値下げの相談等がある。・SA、PAが混雑している。また、一部のSAにてトラックの駐車場に一般車両が駐車しており、 駐車できない。・渋滞による排ガス等の環境悪化が懸念される。・荷主からの急な配送依頼には、対応できない。・冬季間は事故や通行止め等のリスクが高いため、利用は控える。・無料化の距離が限られており、一部の事業者にメリットがあり公平性に欠けている。・高速道路無料化は、高速道路料金の後納割引制度のメリットが無くなり、事業協同組合の存在意義が 問われる。・あまり利用しない高速適路に対して無料化社会実験しても意味がない。 ○その他高速道路に対する全体的な意見● 高速道路無料化社会実験について ・高速道路無料化社会実験は継続するべきである。・無料化社会実験の目的や実施道路の選定における根拠が不明確である。・中途半端な無料化社会実験は、交通集中による渋滞事故等につながるため、検討してほしい。・公平牲と公益性の対象区間が、主要高速(都市部)における社会実験も必要ではないか。・今回の社会実験の対象区間が、事業者にとってあまり通行しない区間で社会実験区間がないため特に 影響がない。 ● 料金割引制度について ・営業車と自家用車について格差を設けてもらい営業車特別割引を創設して欲しい。・大口多頻度割引は、高速を多く利用する人のための割引制度であり、恒久化してほしい。・現行割引制度を残した上で、上限料金制度を導入して欲しい。・無料化社会実験の財源を使い、公平で地域格差を解消する割引制度を創設してほしい。 ● その他・高速道路が中断又は、一部建設中止となっており、ルートが直結しておらず、本来持っている高速道路 本来の役割を果たしていない。こうした中途半端な高速道路を一刻も早く直結すべく、計画的に整備し て欲しい。・ICの出入口が渋滞するため、ETCの出入口を増やして欲しい。・高速道路は税金を使って作ったものなので、基本的に受益者負担で良い。・高速道路の無料化を実施しても運賃と別に高速料金を収受するケースがほとんどないため、物流コスト の削減に直接影響することは少ない。・高速道路の無料化は、良いように思われるが、渋滞の影響(着時間の誤差、ドライバーの拘束時間の増 加等)が気になり、さらには、運賃の低下、売上げの減少にもつながりかねない。
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