201103
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11-03(20)ディーゼル車の排出ガスへの対策~ディーゼルクリーン・キャンペーンの成果~ ディーゼル車の排出ガスへの対策~ディーゼルクリーン・キャンペーンの成果~ 国土交通省自動車交通局 大都市地域等における大気汚染問題として、大気域の環境基準が達成されていない地域が依然として残っている状況にあり、中でも大気汚染への影響度が大きいディーゼル車の排出ガス対策の推進が求められています。 そのため国土交通省では、事業用低公害車の普及活動や、燃料消費量を抑えるエコドライブの普及を促進する活動を行っています。 さらに、警察や関係機関の協力を得て、昨年6月及び10月を「ディーゼルクリーン・キャンペーン」の重点期間として、車両の街頭検査やポスター・リーフレット等によるキャンペーンの啓発活動を全国的に実施しました。1.車両の街頭検査の結果 重点実施期間中の街頭検査では、全国で2,591台のディーゼル車について黒煙測定を実施し、うち14台の車両に対して整備命令書(注)を交付しました。 また、主に事業用自動車の燃料に関する検査では、640台実施した結果、不正軽油(規格外の燃料)を使用する車両が8台判明しました。 (注)自動車が保安基準に適合するよう必要な整備を行うことを命ずるもの。2.迷惑黒煙通報の結果 平成14年度より導入した「迷惑黒煙の通報制度」は、全国の運輸支局に迷惑黒煙相談窓口「黒煙110番」を設置し、一般の方から情報として寄せられた「著しく黒い煙を排出している自動車」のユーザーに対し、自主点検等の指導を行うというものです。 昨年4月から10月までの間では全国で46件の通報があり、車両が特定された43件の自動車ユーザーに対してハガキにより自主点検を実施するよう指導を行いました。3.点検整備による黒煙低減効果 昨年10月中に整備のため整備工場等に入庫したディーゼル車42,614台について、整備後における黒煙の低減効果を調査したところ、黒煙濃度が10%以上低減した車両が13,540台(全体の32%)ありました。 エアクリーナーの清掃や交換等の点検整備が、ディーゼル黒煙の低減に効果が高いことが確認されました。■自動車交通「環境対策」: http://www.mlit.go.jp/jidosha/kankyo.html ( http://www.mlit.go.jp/common/000057463.pdf ) 低公害車普及促進対策費補助金について(申請受理額の公表のお知らせ)低公害車普及促進対策費補助金について(申請受理額の公表のお知らせ)記 平成22年度補正予算による低公害車普及促進対策費補助制度については、平成22年12月9日より受付を開始したところですが、今般、国土交通省自動車交通局のウェブサイトに、補正予算に係る補助金申請の受理額を公表し、定期的に更新することといたしましたので、お知らせいたします。 下記のとおり、現時点では50億円以上の余裕がありますので、積極的にご活用ください。 国土交通省自動車交通局総務課企画室長補助金申請受理額公表URL:http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000017.html申請受理額 :約23億円(平成22年1月28日現在)(参考:予算額約77.5億円)

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