201105
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11-05()熱中症対策について熱中症対策について熱中症とは分類熱 中症 の症状 分 類分 類 程 度 症 状 四肢や腹筋などに痛みをともなった痙攣 Ⅰ 度 軽症度 Ⅱ 度 中等度 意識障害、おかしな言動や行動、過呼吸、ショック症状などが、Ⅱ度の症状に重なり合って起こる Ⅲ 度 重傷度 これから、夏を迎えようとしています。例年7月~8月中は、「熱中症」で死亡する人(平成21年度は、8件の労働死亡事故が発生)も多発しています。「熱中症」の対策について考えてみます。 「熱中症」とは、体の中と外の「あつさ」によって引き起こされる、様々な体の不調であり、専門的には、「暑熱環境下にさらされる、あるいは運動などによって体の中でたくさんの熱を作るような条件下にあった者が発症し、体温を維持するための生理的な反応より生じた失調状態から、全身の臓器の機能不全に至るまでの、連続的な病態」とされています。 「熱中症」は、熱波により主に高齢者に起こるもの、高温環境で幼児に起こるもの、暑熱環境での労働により起こるもの、スポーツ活動中に起こるものなどがあります。 労働中に起こるものについては、労働環境改善などにより、以前に比べ減少してきているとされていましたが、近年の環境条件により増加傾向が見られます。また、スポーツなどにおいては、一時増加傾向にあり、その後減少に転じましたが、下げ止まりのような状況で、依然、死亡事故が無くならない状況です。 「熱中症」というと、暑い環境で起こるもの、という概念がありますが、スポーツや活動中においては、体内の筋肉から大量の熱を発生することや、脱水などの影響により、寒いとされる環境でも発生し得るものです。 「熱中症」は、いくつかの症状が重なり合い、互いに関連しあって起こる。また、軽い症状から重い症状へと症状が進行する。また、短時間で急速に重症に移行することもあります。 「熱中症」は、大変に身近なところでおきています。そのため、十分にその危険性を認識しておくことが必要です。「熱中症」の分類は下表の三種類に分類され、主な症状は以下のとおりです。(腹痛がみられることもある)○多量の発汗の中、水(塩分などの電解質が入っていない)のみを補給した場合に、起こりやすいとされている。○全身の痙攣は(この段階では)みられない。○失神の他に、脈拍が速く、弱い状態になる。呼吸回数の増加、顔色が悪くなる。唇がしびれる。めまい。などが見られることがある。○運動をやめた直後に起こることが多いとされている。○運動中にあった筋肉によるポンプ作用が運動を急に止めると止まってしまうことにより、一時的に脳への血流が減ること、また、長時間、あつい中での活動のため、末梢血管が広がり、相対的に全身への血液量が減少を起こすことによる。○血圧の低下。頻脈(脈の速い状態)。皮膚の蒼白。多量の発汗。などのショック症状が見られる。○脱水と塩分などの電解質が失われて、末梢の循環が悪くなり、極度の脱力状態となる。○放置あるいは誤った判断を行なえば重症化し、Ⅲ度へ移行する危険性がある。○自己温度調節機能の破錠による中枢神経系を含めた全身の多臓器障害。○重篤で、体内の血液が凝固し、脳、肺、肝臓、腎臓などの全身の臓器の障害を生じる多臓器不全となり、死亡に至る危険性が高い。 めまい感、疲労感、虚脱感、頭重感(頭痛)、失神、吐き気、嘔吐などのいくつかの症状が重なり合って起こる 失神(数秒間程度なもの)
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