201201
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12-01(18)「今後の高速道路のあり方 中間とりまとめ」の概要 H23.12「今後の高速道路のあり方 中間とりまとめ」の概要 H23.12<中間とりまとめの基本思想> ①強くしなやかで国際競争力ある21世紀日本の形成 ②総合的な交通体系の中での道路システムの最適化 ③持続可能なシステムに向けた公正な負担の実現 Ⅰ.ネットワークのあり方 〇 ネットワーク再考の基本理念 :人口減少局面での国土の再編・強化国土の信頼性向上[必要な機能] 大都市・中心都市の強化・連携、空港・港湾等アクセス、都市間連絡速度60~80km/h、災害機能 ○ 明確なプライオリティに基づく戦略的整備 ~最優先で取り組む2本柱~ 1)「日本経済を牽引する拠点地域」として大都市・ブロック中心都市におけるネットワークの緊急強化 ①環状道路など抜本的対策の加速 ②ボトルネック箇所への集中的対策 ③運用改善等の工夫 ※大都市・ブロック中心都市間は、災害時の相互バックアップのために多重化が必要 2)「繋げてこそのネットワーク」を改めて認識し脆弱な地域の耐災性を高め、国土を保全するネットワーク機能の早期確保 ⇒ 早期に繋ぐため、新たな整備の考え方を導入 ①走行性の高い国道の活用や完成2車線の採用 ②簡易ICの増設 ③防災機能の付加 [留意事項] IC アクセス(主要な空港・港湾等)への連絡強化/高速道路と並行する国道などの連携 ○ 今後の整備・管理の費用負担の方向性 ~公正で合理的な受益者負担の実現~ ・道路整備による受益は広く地域に及ぶことから、高速道路の直接の利用者や自動車ユーザー全般 の負担を基本とし、加えて自動車ユーザー以外の主体や便益を共有する地域からも負担 ・ミッシングリンク解消:地方部は税負担による無料整備 ・ミッシングリンク解消:大都市部(外環、名古屋2環等)は有料整備を基本 ※不足分は事業主体の責任を明確にしつつ税負担も活用 ・既設道路の機能強化(車線増設やIC増設等):高速道路会社の管理区間は利用者負担を基本 ※都市高速の更新の際は、まちづくりと一体とするなど思い切った計画も検討 ・維持管理:無料整備区間は税、有料整備区間は利用者負担での対応が基本 Ⅱ.今後の料金制度のあり方 今後の料金制度の基本的な考え方 ・ 公正妥当な料金の実現と低減への努力 ・ 安定的でシンプルな料金制度の構築 ・ 弾力的な料金施策等による交通流動の最適化 ・ 債務の確実な償還と将来の更新等への対応 ・料金制度のあり方 :対距離制を基本とし、水準(料率)は全国で共通/料率を高くする区間でも、他区間と大きな料金差とならないよう留意/交通需要等により料率を変動 ・料金施策の方向性 :様々な政策課題に対応するため、きめ細やかな料金とすることが妥当 効果を精査した上で導入し、PDCAサイクルで評価、継続・見直しを検討 ・更新費用と償還の扱い :更新費用への対応は、厳しい財政状況も踏まえつつ、償還期間の延長、償還対象経費の見直し、償還後の継続的な利用者負担を含め、幅広く検討 料金制度にかかる当面の課題 ・ 当面の料金割引 :現在の割引内容と効果を検証し、割引目的を一つ一つ明確にした上で整理 3年後、仮に料金割引を継続するならば、様々な工夫が必要 ・本四高速の料金 :全国と共通の料金水準を目指し、海峡部も他区間と大きな料金差とならないよう配慮 NEXCOとの将来的な合併に向けて準備が必要/国と地方の出資継続が必要であり、過去の経緯を踏まえつつ、早急に合意形成を図るべき Ⅲ.その他 ・道路網体系の再構築 ・PPP/PFIの導入検討 等
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