201201
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()12-01平成24年 年頭のご挨拶(抜粋)平成24年 年頭のご挨拶(抜粋)近畿運輸局京都運輸支局長 滝本 南北 平成24年の年頭にあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。 昨年は、東日本大震災の発生、台風12号による紀伊半島への大水害により甚大な被害が発生し、国土交通省としては復旧・復興、観光における風評被害の防止等種々の取り組みに努めてまいりました。また、福島原発事故の影響による電力供給力不足が懸念されるなか、電力需給逼迫による停電の発生を回避するため、関係団体等の皆様には節電の要請をお願いしているところです。加えてEUの信用不安、円高や観光客の減少等近畿圏においても厳しい状況にありますが、引き続き、当支局としては、安全・安心の確保を大前提としつつ、交通運輸や観光の振興を通じた地元経済の活性化に向け、様々な課題に積極的に取り組んでまいります。<企画関係業務> 生活交通の確保・維持については、これまでの支援制度を見直し、平成23年度に生活交通の存続が危機に瀕している地域等において、地域の特性・実情に最適な移動手段が提供され、また、バリアフリー化やより制約の少ないシステムの導入等移動に当たっての様々な障害(バリア)の解消等がされることを目的とした新たな支援制度として「地域公共交通確保維持改善事業」が創設されました。当支局としても、地方のバス路線など生活交通の確保・維持や鉄道駅のバリアフリーなどの改善の取り組みを更に支援してまいります。<輸送・監査関係業務> 交通運輸サービスの発展の大前提となる「安全・安心」の確保のため、引き続き各事業者への安全指導、監査等の強化充実に取り組むこととしております。このため、「運輸安全マネジメント制度」の一層の浸透・定着に努めてまいります。また、環境にやさしい自動車交通の確立を目指し、次世代自動車等の普及促進に努めてまいります。 トラックサービスについては、経済・日常生活を支えている物流の基幹的輸送機関としての機能が発揮されるよう、引き続き、適正化実施機関との連携を通じたコンプライアンスの徹底、荷主とのパートナーシップ会議等を通じた適正取引の推進、補助制度の活用による環境対策の推進等により、安全で効率的、環境にもやさしいトラック輸送の実現を目指してまいります。監査関係については、平成21年3月に国土交通省において、「事業用自動車総合安全プラン2009」が策定され、近畿地区では今後10年間で死者数及び人身事故半減、飲酒運転ゼロという削減目標が設定され様々な施策に取り組んでいますが、その取り組みを一層強化し早期に達成するため、一昨年12月にとりまとめられた「近畿グリーンナンバーセーフティプラン2010」に基づき、講習会等を通じて事業者への指導を行うとともに、法令違反事業者に対する監査及び確実なフォローアップの徹底を図り、「事業用自動車総合安全プラン2009」に掲げられた施策の普及・定着、コンプライアンスの徹底、IT・新技術の更なる普及促進等の対策を実施してまいります。<検査・整備・保安関係業務> 安全対策においては、大型トラック・トレーラ等のタイヤ脱落事故や大型バス等の火災事故が全国的に連続して発生しており、依然として厳しい交通事故発生状況に対応するため、自動車使用者への点検整備の励行・実施推進をより一層呼びかけるとともに、自動車メーカー等によるリコール制度の不正行為を排除するため、広く情報の収集に努めます。また、自動車ディーラー・車体架装メーカー等への立入調査を実施する等、不正改造車や二次架装の防止に取り組んでまいります。 環境対策では、自動車排気ガス(NOx・PM等)による大気汚染問題や地球温暖化問題に対応するため、無公害車・低公害車等の普及を促進してまいります。また、「京都府自動車関連クリーン事業推進協議会」の事業を支援し、環境に優しい優良事業場の拡大に努め、循環型社会の早期の構築に取り組んでまいります。 本年も「不正改造車を排除する運動」「自動車点検整備推進運動」「ディーゼルクリーン・キャンペーン」等の取り組みを通じ、自動車の安全確保、点検整備の必要性、公害の防止等について、関係団体と連携し協力をいただきながら、自動車ユーザーの啓発に努めてまいります。以上、新しい年を迎え、当支局業務について所信を申し述べましたが、交通運輸・観光の分野における様々な課題に対し、関係者の皆様と密接に連携しながら職員一丸となって、安全・安心な社会の構築、豊かで快適な生活、活力ある京都を実現させていきたいと考えております。本年も、当支局の業務遂行に関し、皆様方からの一層のご支援、ご協力を心からお願い申し上げ新年の挨拶とさせていただきます。

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