201206
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(11)12-06⑤リスク管理をうまく進めるための環境整備(1)経営陣のリーダーシップ経営陣が、リスク管理の基本となる取組み計画を立てる。まずは、会社の経営陣が、リスク管理に取り組むことの大切さを理解することが必要不可欠です。この必要性を理解しないまま、リスク管理の形だけ整えても、事故は減らないばかりか、現場が混乱するおそれがあるでしょう。そして、経営陣自らが、率先してリスク管理に取り組むことが必要です。経営陣自らが、リスク管理に積極的に取り組むことを社内に周知する。(2)リスク管理の取組みの現状をつかむすでに、どんなリスク管理の取組みがされているのか取組みをよりよくするには、どんなことが必要なのかという現状をつかむことで、リスク管理に効果的に取り組むための体制を作ることができるようになるでしょう。自社では、現状把握の方法例・現場へのヒアリングや点呼等への立会をする。・現場や利用者からの意見、要望を参考にする。・「リスク管理に関するアンケート」を行う。・「リスク管理の取組みの自社診断」を実施する。下図は、事業所内における安全対策会議の具体的事例の一例です。【加点対象】①過去1年間2回以上実施 ②安全対策会議(事故防止)は、同一種類の会議(会議例)安全対策会議、危険予知活動、ヒヤリ・ハット活動の同種類会議■安全性優良事業所■ 荷主企業がより安全性の高いトラック運送事業者を選びやすくするために、全国貨物自動車適正化事業実施機関(公益社団法人全日本トラック協会)が厳しく評価をし、安全性について認定した事業所です。 今回は、事業所内における安全対策会議(ヒヤリ・ハット対策会議)の具体例資料を紹介致します。以下の資料は、国土交通省「事故、ヒヤリ・ハット情報の収集・活用のすすめ方」より引用しております。※事業所内で安全対策会議の定期的な実施における加点への判断方針・基準や様式については、2011年5月号で紹介済みですので省略致します。 (藤田)Gマーク(安全性優良事業所)安全への取組み11項目の自認書類作成例⑪事業所内で安全対策会議の定期的な実施(具体例の資料)Gマーク(安全性優良事業所)安全への取組み11項目の自認書類作成例⑪事業所内で安全対策会議の定期的な実施(具体例の資料)

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