201208
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(27)12-08健康に関して次のことに注意しましょう① 熱中症発症に影響のある糖尿病、高血圧症、心疾患、腎不全等の場合(有所見、治療中)は就業場所について医師と相談しましょう。また、労働者にも熱中症に注意が必要なことを教えましょう。② 睡眠不足、体調不良、前日等の飲酒、朝食の未摂取等が熱中症発症に影響があります。日常の健康管理に注意しましょう。③ 作業開始前、作業中の巡視により労働者の健康状態の確認をしましょう。熱中症の教育の実施と救急処置① 熱中症の予防に必要な対策について、作業管理者、労働者に必要な教育を行いましょう。② 救急処置については、緊急連絡網の作成、周知を行うとともに、熱中症を疑わせる症状が現れた場合は必要に応じて救急隊の要請等を行いましょう。その間、涼しい環境への避難や脱衣・冷却なども必要です。次の場合は救急隊要請や医療機関への搬送が必要です。・ 意識がなく、呼びかけに応じない、返事がおかしい、全身が痛いなどの場合・ 意識があるが水分を自力で摂取できない場合 ・ 意識があり、水分を自力で摂取できるが熱中症の症状が回復しない場合 暑さ指数を把握し、基準値を超えている場合はその低減を図りましょう暑さ指数は、正式には WBGT(湿球黒球温度)値と言われ、湿度、輻射熱、気温の3つを取り入れた指標で、乾球温度、湿球温度、黒球温度の値を使って計算します。高温多湿の場所での作業では、測定器や乾球・湿球温度計などで暑さ指数を把握し、基準値を超えるおそれのある場合は冷房等により作業場所の暑さ指数を下げることや、休憩場所の整備を図るなどの対策を講じましょう。※ 地域の暑さ指数(環境省HP) http://www.nies.go.jp/health/HeatStroke/※ 簡易な温湿度計で暑さ指数を換算する方法 (厚生労働省リーフレット※の「表4」参照)熱中症で注意すること● 暑さの感じ方は人によって異なります !体調や暑さに対する慣れなどが影響して、暑さに対する抵抗力(感受性)は個人によって異なります。 自分の体調の変化に気をつけ、暑さの抵抗力に合わせて、万全の予防を心がけましょう。● 高齢の方は特に注意が必要です !熱中症患者の多くは高齢者(65歳以上)です。高齢者は暑さや水分不足に対する感覚機能が低下しており、暑さに対する体の調節機能も低下しています。のどの渇きを感じていなくてもこまめに水分補給をしたり、暑さを感じなくても扇風機やエアコンを使って温度調整をするように心がけましょう。● まわりが協力して、熱中症予防を呼びかけ合うことが大切です !一人ひとりが周囲の人に気を配り、熱中症の予防を呼びかけ合うことで、発生を防ぐことができます。(参考) 熱中症予防の詳細は厚生労働省パンフレット「熱中症を防ごう」※をご参照ください。※ http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000029dal-att/2r98520000029dpz.pdf
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