201211
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12-11(14)適正化事業部 今回の「他山の石」は、大型貨物自動車(甲)が国道を北進中、同方向を北進中の自転車(乙)が(甲)の進路上に進行してきて衝突したものですが、現場道路は直線道路で見通しも良いところですので、自転車の動きに十分注意していたならば、防ぎ得た事故です。一方、大型自動車は、左側方の直近に大きな死角を持つことから、左折事故防止対策として道路運送車両の保安基準により、左側方の視野を確保するため、左側ドアの下部に設けられた確認窓や後写鏡、アンダーミラーからの視覚情報を積極的に活用する必要があります。また、大型貨物自動車の左側方の視野を確保するため、左側ドアの下部に設けられた確認窓付近への視野を阻害する恐れのある物を置くなどの行為は真に慎むことにより、事故の防止に効果があるものと思料されます。加えて、左前方を走行している自転車や歩行者を認めたときは、自車進路上に相手方が出てくることもありますので、その動きに十分注意を払うなど「・・・かも知れない」という防衛運転に徹して、周囲の交通状況にも最大限の注意をして下さい。事故概要発生日時 平成24年10月 午前9時54分頃 (天候:晴)発生場所 京都府内道路:国道 当事者(甲)大型貨物自動車関係車両 (関係者)当事者(乙)自転車事故概要 国道を北進の(甲)と、同じく国道を北進し、横断してきた(乙)との衝突。 略図至京都市内 (乙) 国道 (甲)至大阪府中央分離帯 参考事項 他山の石
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