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(1)12-11第17回 全国トラック運送事業者大会を盛大に開催 平成24年10月18日(木)、静岡県浜松市の「アクトシティ浜松」において、第17回 全国トラック運送事業者大会(全日本トラック協会及び中部トラック協会の主催)が伴野 豊国土交通副大臣、甲斐 正彰中部運輸局長、川勝 平太静岡県知事、鈴木 康友浜松市長など多数のご来賓の出席の下に、盛大に開催されました。 全国大会は、開会式、全体会議に続き、分科会“第一分科会「トラック業界の安全対策の構築について(車載情報機器(ドライブレコーダ、EMS機器等)の導入・活用事例)、第二分科会「トラック業界の経営基盤の強化について(原価意識の向上など)」、をテーマ別にコーディネーターの司会進行のもと、パネリストである事業者から各社における取組み事例が発表され、その後意見交換を行いました。”記念講演会では、地元スズキ(株)取締役会長兼社長の鈴木 修氏が“経営雑感”と題して講演、「現在の日本が置かれている経済情勢とグローバル化した世界経済の中での日本の役割について、国内第13位の自動車メーカーから今第4位の地位を得たこと。インド進出と現地工場での暴動の経緯についてなど、日本が過去に辿った労務管理の不備による反発の歴史の一コマと同じであること。スズキは常に一番を目ざしてきたが、まだいたるところに改善すべき余地は残されています。経営を考えた場合無駄を省く努力も忘れてはならない。浜松は静岡県第一の人口を持つ政令指定都市であり、“やらまいか(やろうじゃないか)”精神で発展してきたこと。」など、長年の実績に裏打ちされた含蓄のあるお話に耳を傾けました。 締めくくりの全体会議では、下記の大会宣言を採択し、本年は、「ガンバロー」コールに替え、「やらまいか(やろうじゃないか)」コールで団結宣言を行いました。最後に次期大会開催地の北海道トラック協会長にバトンタッチを行い、成功裏に閉幕しました。大会終了後の歓迎アトラクションでは、浜松市立高校「マーチングバンド」の華麗な演奏とバトンの妙技、「浜松まつり激練り」の勇壮なリズムを堪能しました。決 議 私たちトラック運送事業者は、我が国の国民生活、産業活動を支える公共的物流サービスの担い手として、その重要な使命を果たすべく、日夜懸命に努力している。 しかしながら、長引く不況や円高の進行、燃料価格の高騰に対処すべく、徹底した省エネやコスト削減に努めているが、収支のバランスは好転する兆しが見えない状況にある。今や多くの事業者が事業存廃の岐路に直面しているのが現状である。 こうした危機を突破して、トラック運送事業者が担う国民生活のライフラインとしての重要な使命を達成するため、トラック運送業界一丸となって政府に対し、経済危機の打開に向けた景気・経済対策の断行を強く要請するとともに、規制緩和の再評価と必要な見直しの促進、過重な税負担や高速道路料金の軽滅など、その具現化を可及的速やかに求めるものである。それらの実現によって我々トラック運送業界が国民生活に必要な安全で安心な物流サービスの提供を可能にするものである。 我々は、今後とも、交通安全・事故防止や環境保全・温暖化対策に率先して取り組み、更に公正競争・法令遵守に努め、事業者が創意工夫を図り、自助努力のもと国民生活の安定供給に万全を期した輸送を鋭意展開するものである。 トラック運送業界が社会との共生を図りながら重要な使命を果たし、その社会的地位の向上を図り、将来に希望の持てる産業として発展を遂げるためには、今こそ、トラック運送業界の叡智と総力を結集して、これら当面する諸課題に勇気と英断をもって果敢に対応していかなければならない。 このため、本日、第十七回全国トラック運送事業者大会にあたり、我々は、本大会の総意をもって、以下のとおり決議する。 一、事業規制の再評価を行い必要な見直しの促進一、車両の効率運用、原価管理を徹底し、適正運賃収受に向けて荷主との公正取引の実現 一、軽油の安定確保と高騰対策の推進及び燃料サーチャージ制の導入促進一、自動車関係諸税の簡素化・軽減の実現及び高速道路料金の引き下げ一、交通・労災事故撲滅運動及び環境・省エネ対策の積極的な推進一、適正化事業の推進による法令遵守の徹底と輸送秩序の確立一、事業後継者の育成と少子高齢化に対応した労働力の確保対策の推進一、大規模災害発生時における緊急輸送体制の確立 右、決議する。平成二十四年十月十八日 第十七回全国トラック運送事業者大会

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