201301
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13-01(6)近畿運輸局京都運輸支局長葛 城 滝 男新年明けましておめでとうございます。平成25年の年頭にあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。 昨年は、4月29日に関越自動車道、8月2日には東北自動車道において、高速ツアーバスによる国民の安全・安心な輸送サービスヘの信頼を失墜させる重大な事故が発生しました。国土交通省では、本事故を受け緊急に新たな安全対策を実施して来たところでありますが、安全・安心の確保は交通分野のみならす観光分野においても大前提となるものであり、何よりも優先して取り組むべき最重要課題であるため、一日も早く国民の信頼を回復できるよう、各種取り組みを強力に推進してまいります。 また、日本経済は世界景気の減速等を背景として、このところ弱い動きとなっており、関西経済も足踏み状態となっている状況でありますが、引き続き、当支局としては、安全・安心の確保を大前提としつつ、交通運輸や観光の振興を通した京都経済の活性化に向け、国民の多様なニーズに適確に対応しながら、様々な課題に積極的に取り組んでまいります。<企画関係業務> 地域公共交通の確保・維持については、平成23年度に生活交通の存続が危機に瀕している地域等において、地域の特性・実情に最適な移動手段が提供され、また、バリアフリー化やより制約の少ないシステムの導入等移動に当たっての様々な障害(バリア)の解消等がされることを目的とした「地域公共交通確保維持改善事業」が創設され、本制度により、地方のバス路線など生活交通の確保・維持や鉄道駅のバリアフリーなどの改善の取り組みを支援してきましたが、今後も引き続き本制度により、生活交通の確保・維持についての取り組みを推進してまいります。 交通環境対策については、観光シーズンにおける交通渋滞解消のための観光地における「パーク&ライド」の実施による公共交通利用促進、また、モビリティマネジメントの実施によるマイカー通勤から電車・バス等公共交通機関の利用転換を図る「エコ通勤」を推進するなど、低炭素化の促進に向けた取り組みを更に進めてまいります。<輸送・監査関係業務> 交通運輸サービスにおいては「安全・安心」の確保が大前提であり、国土交通省では「事業用自動車総合安全プラン2009」により、平成30年までの10年間に、事業用自動車による交通事故死者数及び人身事故件数の半減、飲酒運転ゼロといつた目標を設定しており、近畿地域においても「近畿グリーンナンバーセーフティプラン2010」を策定し早期の目標達成に向け、事故防止の各種施策に取り組むとともに、「運輸安全マネジメント制度」の一層の浸透・定着に努め、引き続き各事業者への安全指導、監査等の強化充実に取り組んでまいります。 また、日本バス協会が設けている「貸切バス事業者安全性評価認定制度」を旅行業関係者や利用者に、全日本トラック協会が設けている「安全性優良事業所認定制度(Gマーク制度)」を荷主に、更に認識を広めていただけるよう、引き続き普及拡大を図ってまいります。 トラックサービスについては、社会経済・国民の日常生活を支えている物流の基幹的輸送機関としての機能が発揮されるよう、引き続き、適正化事業実施機関との連携を通じたコンプライアンスの徹底、パートナーシップ会議等を通した荷主との適正取引の推進を図ってまいります。平成25年 年頭のご挨拶平成25年 年頭のご挨拶
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