201302
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13-02(24)高年齢者に配慮した交通労働災害防止のすすめ方~ 高年齢になっても安全・健康に働くために ~高年齢者に配慮した交通労働災害防止のすすめ方~ 高年齢になっても安全・健康に働くために ~ 平成25年2月5日(火)、京都市南区の新都ホテルにおいて「法令遵守セミナー」を開催しました。 開会冒頭、金井 清治京都府トラック協会会長から、「少子高齢化の波を受け、トラック運送業界にも高年齢化の傾向が目立っており、また、定年年齢の引き上げ等により、高年齢化する従業員の労働安全衛生面の配慮を求められている。事業経営者等にとって安全な環境造りは喫緊の課題である。」旨の挨拶の後、来賓としてお招きした、西田 信吾京都労働局労働基準部健康安全課長からは、「京都労働局管内の昨年度の労働災害の状況は増加傾向にあり、特に高年齢者の方々が被災されるケースが目立っており、この時期に、高年齢者への労働災害の防止への配慮を考慮されたセミナーの開催は非常にタイムリーである。」旨の挨拶の後、近年トラック運送事業においても、高年齢化が進行しており、高年齢者が遭遇する労働災害案件も多数発生していることから、「高年齢者に配慮した交通労働災害防止のすすめ方 ~高年齢自動車運転者に配慮した交通労働災害防止について~」と題して、堀野 弘志陸上貨物運送事業労働災害防止協会安全管理士からの「陸運業で働く自動車運転者の平成23年の年齢別構成は、50代以上の割合は27%で、わずかずつですが年々増加傾向にある。老化とは、加齢に伴う細胞や遺伝子のレベルでの変化、臓器のレベルでの変化、髪や皮膚等の外見というレベルでの変化、筋肉・眼・耳・骨・認知判断という心身機能のレベルでの変化ということであり言い換えれば「多様な変化」ということである。高年齢運転者に安全に働いてもらうためには、こうした心身機能レベルの変化を良く知って、それらの変化を少しでも遅らせること、またその変化に対し作業環境や運転環境に配慮(運転実務における車間距離の適正化等)した就労指導を行うことが大切です。」などの講義に120名の出席会員らは、耳を傾けていました。 (社)京 都 府 ト ラ ッ ク 協 会陸上貨物運送事業労働災害防止協会開会挨拶の金井会長西田京都労働局健康安全課長堀野陸災防本部安全管理士

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