201303
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(23)13-03☆ 点 呼 簿(指導事項ワースト5) ※ 104事業者(未持参事業者5社含まず)の点呼簿を確認したところ、不備な点として『点呼方法』が一番多い結 果となっている。これは本来必要な対面点呼ではなく、早朝時間の出庫や営業所と車庫の距離が離れているため、 点呼方法が電話で行われていることが考えられる。加えて、平成23年5月より施行されている『アルコール検知 器の使用の有無(不備率26.9%)』及び『酒気帯びの有無(不備率23.1%)』が続いて、不備が多い結果となっている。 この2項目の不備が多い背景としては、旧様式の点呼簿の在庫が多数ある為に使用していること、アルコール チェッカー、酒気帯びの項目は記載されているが、記録の仕方の【有・無】が理解されていないことがあげられる。 (記録方法不適切) また、少数ではあるが、法改正自体を認知していない事業者もあったことが原因として挙げられる。 ☆ 日 報(指導事項ワースト5)※ 109事業者の日報を確認したところ、日報においても巡回監査での指摘が多い『休憩又は睡眠をした地点及 び日時(不備率48.6%)』の項目が突出して不備が多い結果として表れている。 休憩地点の記載については、全く記載すらない状態がされていないことも数多く見受けられていたため、本来 ならば地点については、細かい場所を記載することが望ましいが、市町村名という大きな範囲での記録でもいい ので、記録すると共に、時間についても『○○:□□~△△:☆☆』という記録が望ましいが、休憩等を取った時 間数だけでも記録とするよう指導を行った。 『貨物の積載状況(大型車に限る)』の項目については、指摘事業者が33社という結果になっているが、参加事 業者の全てが大型車を保有しているわけでは無いので、大型車を保有している事業者の大半が適切な記録(積載量 記載漏れ等)がなされていない状況であった。注 京都運輸支局から入手した資料を基に、京都府トラック協会において誌面の都合上一部を抜粋しました。05101520253035点呼簿指導事項ワースト5点呼方法アルコール検知器の使…酒気帯の有無点呼執行者乗務後点呼確認事項系列13228241717 0102030405060運転日報指導事項ワースト5休暇睡眠の地点場所貨物の積載状態主な経過地点事故が発生した場合の…乗務終了地点系列15333755

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