201401
29/32
14-1(28)年頭のご挨拶年頭のご挨拶 平成26年の新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申しあげます。 さて、我が国経済は、東日本大震災からまもなく3年を迎えようとしていますが、欧州の信用不安を背景とした世界経済の減速、中国・韓国との関係悪化の中、緩やかな回復が言われていますが、先行きは未だ不透明な状況にあり、回復の実感が無いのが現状であります。 このような経済環境の下、我々トラック運送業界においては、長期にわたる運賃が低迷する中、荷動きの落ち込みによって売上は減少、燃料高騰による大幅なコスト負担を強いられ、厳しい経営環境にあります。 又、4月よりの消費税増税に伴う負担は一層重くなって参ります。 一方、高速道路料金の割引財源となる国費の枯渇により、平成26年度から新たな高速道路料金制度の検討がされております。わずかな高速道路料金の値上がりも荷主に転嫁するのはきわめて困難な状況にあります。そのため、日本貨物運送協同組合連合会を通じて、要望事項を取りまとめ、関係方面に要望いたしております。 この厳しい環境の中にあっては、個々の事業者が、経営革新を図り、変化に即応できる経営体質を作り上げていく事が不可欠でありますが、個々の努力では限界がある部分も多くなっています。このため、協同の力で経営課題の解決に取り組んで対応することが肝と考え、連合会としましても皆様のご協力で推進する所存であります。 最後になりましたが会員・組合の皆様のますますのご健勝とご繁栄を祈念申しあげますと共に、本年も昨年に倍しましてのご支援・ご協力をお願い致しまして、私の新年のご挨拶とさせていただきます。京都府トラック事業協同組合連合会会長 上田 龍司
元のページ