201407
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14-7(2)法令遵守セミナーを開催法令遵守セミナーを開催 平成26年6月23日(月)14時から新・都ホテルにおいて、運輸安全マネジメントについてのテーマで「法令遵守セミナー」を協会会員の経営者および管理者を中心に160名の参加により開催しました。 開催に当たり今井副会長からは、「昨今、大手荷主企業において緩やかな景気回復感があるが、私どもトラック運送業界の実感としては、燃料価格の高騰やドライバー不足等により極めて厳しいものと認識している。運輸安全マネジメントは、経営トップから現場の運転者までが一丸となって安全性の向上を図り、企業全体に安全意識を浸透させる制度で全ての事業者が対象となっている。」等々の主催者挨拶の後、講演へと移行しました。◇「事故防止等安全対策マニュアル」 ~運輸安全マネジメントの確立に向けて~ 公益財団法人関西交通経済研究センター 主任研究員 下谷富雄講師からは、マネジメントの概要として、 ① 輸送の安全に関する経営トップの責務を定める。 ② 輸送の安全を実現するため必要な責任ある組織体制を構築する。 ③ 輸送の安全に関する基本的な「方針」を策定し、全従業員に周知する。 ④「方針」を実現するための「目標」を立案する。 ⑤「目標」を達成するために必要な「実施計画(措置)」を立案する。 ⑥「実施計画(措置)」を実施する。 ⑦ 輸送の安全を実現するために必要な情報を共有し活用する。 ⑧ 事故・災害等に対応するための報告連絡体制を構築する。 ⑨ 輸送の安全を実現するための教育・研修を計画し実施する。 ⑩ 安全マネジメントのチェック(内部監査)を実施し、再発防止、予防、改善に展開する。 ⑪ 安全マネジメントの運用状況を経営トップが確認し、指示を出す。 ⑫ 情報を公開する。 ⑬ 輸送の安全を実現するために取組んだ内容を記録し管理する。上記、①~⑬を体系的に管理する。等々の説明をいただきました。◇「安全運行を支える職場環境」~安全で安心な職場とは?小企業にできること~ 甲南女子大学 藤島 寛先生により、中小零細企業が大半のトラック業界に向けて、具体的な事例により分かり易くご説明をいただきました。具体的には、「事故原因のヒューマンエラーは「不慣れ」や「時間的切迫」が原因で起こっている。そのようなことから経営者・管理者は当該原因を取り除くような管理が必要となる。 既に事故の極めて少ない事業者は、安全に関する取組をされている。そのような取組を様式として記録したものに、加えて見直しや改善等を付加していただければ小さな会社でも取り組みやすい。」等々のご説明をいただきました。

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