201411
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14-11(14) (6)高速道路における事故防止の徹底 高速道路における事故の多くは、インターチェンジ通過後1時間以内に発生しており、運行管理者は、インターチェンジ通過後に可能な限り早い段階で運転者に休憩をとらせるなど、高速道路における事故防止の徹底に努める。 (7)車両の安全性確保の徹底 経営者及び整備管理者は、「自動車点検整備推進運動」及び「不正改造車を排除する運動」を積極的に推進し、車両の日常点検及び定期点検の確実な実施に努めるとともに、不正改造の防止を徹底する。 (8)正しい積付け・固縛方法の徹底 荷量が増加する年末の繁忙期において、偏荷重が生じない積付けや、荷にロープまたはシートをかける等の固縛を正しく行い、安全な輸送の確保を徹底させる。 (9)エコドライブの推進 燃料の使用量を削減し、CO2及び排出ガスの低減を図ることは、業界に課せられた命題であり、また、一層の事故防止を図る観点から、エコドライブを徹底させる。 (10)運輸安全マネジメントの徹底 輸送の安全確保が最も重要であるという意識を経営トップから現場の運転者まで浸透させるため、運輸安全マネジメントにより絶えず輸送の安全性の向上に努めるよう安全意識の高揚を図る。 (11)安全意識の高揚 経営者は、社会的責務を自覚し、「安全を最優先する」という経営理念と、「絶対に事故を起こさせない」という信念を持って、各事業所の事故防止対策の徹底を図る。 運転者は、常に適正な速度、車間距離を保つなど、安全走行を徹底する。また、交通法令の遵守はもちろんのこと、プロドライバーとしての使命と自覚を持って、一般ドライバーの模範となるよう、常にやさしさと思いやりのある運転を心掛ける。 (12)輸送品質・サービスの向上 運転者は、荷扱いに一層の注意を払い、毀損等の貨物事故の防止を図る。また、常に笑顔と誠意をもって顧客等に接するとともに、言葉遣いや態度を明快にし、親切、丁寧に対応するよう輸送サービスの向上に努める。6.実施要領 前項の「実施事項」を確実かつ効果的に実行するため、それぞれ次の要領により実施する。なお、国土交通省が年末年始に行う安全総点検への協力を行うものとする。 (1)全ト協 ①広報とらっく、ホームページ、ラジオ、業界紙等を活用し、本運動の趣旨、実施計画等を全事業者に周知する。 ②各都道府県トラック協会からの推薦に基づき本運動に功績のあった事業所及び従業員を表彰する。 (2)各都道府県トラック協会 ①関係委員会または会議等の開催により、本運動の具体的推進要領を決定する。 ②協会独自の企画によるポスター、垂れ幕、立看板等の作成、掲出、並びに機関紙(誌)、ホームページ等を活用して本運動の広報を行い、会員事業者に対し周知を図る。 ③事業者、管理者、運転者等に対し、それぞれの研修会、講習会等の実施に努める。
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