201504
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15-4(26)第25回京都府貨物自動車運送適正化事業実施機関評議委員会を開催トラック運送における「安全性優良事業所制度」活用のお願い 国土交通省と公益社団法人全日本トラック協会が推進する 「安全性優良事業所認定制度(Gマーク制度)」は、輸送の安全の確保に積極的に取り組んでいる事業所を認定・公表することによって、荷主企業が安全性の高い事業所を選びやすくし、選択されることによって、トラック運送業界全体の安全性の向上に資することを目的としております。 このたび、「Gマーク制度」の更なる普及と周知を目的として、3月23日に京都運輸支局と京都府貨物自動車運送適正化事業実施機関が京都府下の荷主団体を訪問しました。 京都運輸支局 阪部支局長からは、Gマーク認定を受けた事業所は、受けていない事業所に比べて、事故の割合は半分以下となっているなど安全性の特徴など説明いただきました。また、制度創設以来、より優秀な6事業所を表彰したことなど、運送を依頼される際には、安全に対する一定の基準をクリアしたGマークの安全性優良事業所のアピールをしていただきました。 一方、適正化実施機関からは「Gマーク制度」は、平成15年に開始され、現在京都で380を超える事業所が認定を受けており、その数はトラック運送事業者の全事業所の約4分の1に相当し、全車両数の約4割に相当するトラックがGマークステッカーを表示して運行している。ことなど傘下の会員事業所への更なる周知要請をしました。【要請先一覧】 京都商工会議所(会頭:立石 義雄) 京都府中小企業団体中央会(会長:渡邉 隆夫) 京都倉庫協会(会長:湯浅 康平) 平成27年3月24日午前10時30分より、新都ホテルに於いて第25回京都府貨物自動車運送適正化事業実施機関評議委員会を開催しました。冒頭、坪倉委員長から、「国内産業の活性化にはその裏付けとして日本の品質の高さにあるが、昨今、陰りが生じている様に思える。それはエアバッグであり免震ゴムであります。運輸業においても同様に輸送品質は大切であり、運輸産業の適切な運営のために適正化実施機関が位置づけられ、その目付役として当評議委員会が機能できれば幸いです。」等々ごあいさつをいただきました。 引き続き、事務局より平成27年度の活動状況について以下の項目について説明を行いました。(1)適正化実施機関のあり方について ・ 巡回指導について ・輸送秩序(違法行為)について ・広報啓発について ・苦情処理について ・行政との連携についてその中で、主なご意見として ■ 巡回指導の評価結果において、トラック協会会員と非会員と区分けはないのですか?また、非会員に入会勧誘はされていますか? □ 適正化実施機関は会員と非会員との区別はしておりません。その様なことから当該情報処理システムにおいても区別が出来ない仕組みとなっております。次回はその様な会員・非会員別集計を行います。また、適正化実施機関としては協会の積極的な勧誘は行っておりません。 ■ 巡回指導によって前回より評価が下がった事業所について分析が出来ていますか? □ 37の巡回指導項目の中に重点項目がありますが、この項目に否がつきますと1ランクダウンとなりますので、この辺が原因と推定されます。 ■ 対面点呼を実施することは難しいことですか? □ 実際の運行では、早朝も深夜の時間帯もありますので必ずしも対面で点呼が成立しない場合もあります。また、点呼のチェックは点呼簿の記載内容の確認をもって行っております。
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