201701
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(5)17-1近畿運輸局 京都運輸支局長井 尻 憲 司 新年、あけましておめでとうございます。 平成29年の年頭にあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。地域の人口減少と経済の縮小を克服し、将来にわたって成長力を確保するための「地方創生」の取り組みは、平成 28 年度から本格的な「事業展開」に取り組む段階となっており、事業展開にあたっては、まちづくりや観光施策と連携した地域公共交通ネットワークの再構築を目指す、「コンパクト・プラス・ネットワーク」の考え方を地域の隅々に浸透させ、地域公共交通の活性化に向けた取組みを促進することが重要です。 地域創生のもと、交通・観光分野を中心に、豊かで活力ある地域づくりを進め、京都の発展に貢献するべく、様々な課題に積極的に取り組んでおります。 京都府内では、各地の魅力を発信するべく「海の京都博」、「森の京都博」に続き、今年は「お茶の京都博」が京都府南部で開催されますので、各自治体・関係機関や事業者団体と連携して取り組んでまいります。<企画関係業務> 地域公共交通の確保・維持・改善については、まち・ひと・しごとの創生施策の推進、交通政策基本法に基づく交通政策基本計画の着実な実行、改正地方公共交通活性化再生法に基づく地域公共交通網形成計画の着実な策定を促し、まちづくりや観光施策といった地域戦略と一体となった地域公共交通ネットワークの再構築等の取組みを更に支援してまいります。 また、今年度からの取り組みとして「地域連携サポートプラン」を開始し、自治体との連携強化により、一層地域での公共交通に関する取組みへの支援を推進してまいります。 乗合バスについては、人口減少、少子高齢化等による輸送需要の減少が止まらず、経営環境が大変厳しいなか、地方公共団体が中心となった地域公共交通ネットワークの確保・維持に努めるとともに、利用促進の取組みを支援してまいります。 バリアフリーついては、「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」に基づき平成 23 年に改訂された「移動等円滑化の促進に関する基本方針」に定められた整備目標を、着実に実現するよう努めてまいります。 また、公共交通の関係者や利用者を含めた全ての人に対するバリアフリーへの理解を深めるよう、バリアフリー教室などを実施するなど「心のバリアフリー」の普及に努めてまいります。 昨年4月に施行された障害者差別解消法につきましては、引き続き普及・啓発に取り組んでまいります。<輸送・監査関係業務> バス・タクシー輸送は地域の重要な足であるとともに、生活に潤いをもたらす交通機関であり、トラック輸送は国内物流の基幹産業です。このように自動車運送事業は国民の生活・経済を支えていますが、事業運営においては様々な課題があり、持続可能で安心・安全な交通基盤づくりを最重要課題として、関係者間で連携を取り合い、事業の活性化・適正化を図り、魅力ある事業となるように取り組んでまいります。 京都は世界有数の観光地であり、国内外を問わず多くの来訪者があることから、輸送サービスの向上が求められており、特に、急増している訪日外国人旅行者への対応が急務となっています。バス・タク平成29年 年頭のご挨拶平成29年 年頭のご挨拶
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