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(11)17-11『宮城県仙台市で全国トラック運送事業者大会開催』 『宮城県仙台市で全国トラック運送事業者大会開催』  「第22回全国トラック運送事業者大会」が平成29年10月3日(火)、宮城県仙台市の仙台国際センターをメイン会場として開催されました。 冒頭、開催地ブロックを代表し、東北トラック協会連合会会長(宮城県トラック協会会長)から、「未曾有の大震災となった東日本大震災後、東北で初めての開催となる。これまで全国各地の多くの皆様からいただいた多大なご支援に深く感謝する。震災後6年が経過し、被災地は現在「復興・創生期間」へ、新たなステージを迎えている。この間決してくじけず復興に取り組んできた姿を、通して皆様にお伝えすることで、今後の復旧・復興事業を着実に進めていくため、引き続きのご理解とご協力をお願いする。」との挨拶がありました。 次に、主催者を代表して挨拶に立った坂本克己全日本トラック協会会長からは、「前日CO2の削減、地球温暖化の排除等の目的で「トラックの森づくり(植樹)」を行った。震災の場所を見せてもらったが、大震災の規模の大きさを改めて実感した。また、復興への取り組みに敬意を表する。大震災後、トラックは全国各地から駆けつけたことは、ある意味トラックの価値を知らしめたのではないかと思っている。業界は、ドライバー不足であり、その為魅力ある業界としたいが、他産業と比べて労働時間が3割長く、給料が3割低い状態にある。それらを解決すべく荷主を巻き込み中央・地方協議会が発足した。良いモデルが示されることを望んでいる。今、国の働き方改革と言われ、トラック産業は他産業並みに労働時間の削減を図り、給料水準を上げられる取組が必要となる。この中で、標準貨物自動車運送約款が改正され、運賃と料金の区別を明確にし、収受する仕組みを示すこととなった。普通に働き世間並みの給料が貰えるよう取り組んでいきたい。また国も労働生産性の向上を図るため、駐車規制の緩和、4車線化への取組、PA・SAでの休憩所の確保等々の政策をしている。税制面については、高速道路の大口多頻度割引の50%の継続も行われると考えている。全ト協としても人材確保対策として、助成金等で対処しているので、各方面からいろいろな知恵を出し、魅力ある業界としたい。また業界は安全が最重要であるのでご協力をお願いする。」等々のあいさつがなされました。 続いて二つの分科会へと移行しました。

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