201801
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(29)18-1京都府トラック事業協同組合連合会会 長 上 田 龍 司 平成30年の新春を迎え謹んで新年のご挨拶を申しあげます。 さて、我が国経済は、緩やかな回復基調にあると言われているものの、多くの中小企業・小規模事業者はその実感を得られないまま人手不足の深刻化、頻発する自然災害仕入れ価格等コストの上昇に見合った価格転嫁の遅れ等により、景気回復の恩恵を受けられない厳しい状況にあります。 このような経済環境の下、我々トラック運送業界においては、輸送効率向上や労働問題規制、労働力不足、安全・安心を求める社会ニーズへの対応など、厳しい経営環境にあります。 一方、高速道路利用におきましては、通行料金の負担増に加え、車両制限令違反の取締まり強化に伴い割引制度への締め付けが異常に厳しくなるなどして一層のコンプライアンスが求められております。 そのため、京ト協連と致しましても、日本貨物運送協同組合連合会を通じて要望事項を取りまとめ、関係方面に料金の引下げ、制度の拡充、罰則制度の見直し等を強く訴えかけて参りました。 また、燃料価格については、本来価格決定に重要な要素であった需給のバランス以外の要因が影響しその価格予想が難しくなって参りました。 この厳しい環境の中では、個々の事業者が経営革新を図り、変化に即応できる経営体質を作り上げていくことが不可欠であり、協同の力で経営課題の解決に取り組んで対応することが肝要と考え連合会としましても皆様のご協力で推進する所存であります。 最後になりましたが皆々様のご健勝とご繁栄をご祈念申し上げますと共に、本年も昨年に倍しましてのご支援・ご協力をお願いしまして、私の新年のご挨拶とさせていただきます。協同の力で経営課題を克服協同の力で経営課題を克服

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