201804
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18-4(18)平成30年春の全国交通安全運動近畿運輸局実施計画平成30年春の全国交通安全運動近畿運輸局実施計画平成30年3月6日 近畿運輸局は、「平成30年春の全国交通安全運動推進要綱」(平成30年2月1日付け中央交通安全対策会議交通対策本部決定)及び平成30年2月20日国土交通省において作成された「平成30年春の全国交通安全運動国土交通省実施計画」に基づき、下記のとおり実施項目を定め、関係団体に対し事前の準備を働きかけ、4月6日(金)から同月15日(日)までの期間中における本運動を効果的に実施する。 また、実施に当たっては、「子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止」、「自転車の安全利用の推進」、「全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」、「飲酒運転の根絶」の全国重点及び「過労運転の防止と運転者の体調急変及び危険ドラッグ等の使用に伴う事故の防止」を重点と定め、下記の事項について積極的に取り組むとともに、地域重点についても鋭意実施する。 なお、本運動期間中の4月10日(火)が「交通事故死ゼロを目指す日」であることを踏まえ、本運動の展開に併せて、その趣旨が国民に正しく理解されるよう努めるものとする。記1 事業用自動車等の安全運行の確保(1)平成28年1月15日に発生した軽井沢スキーバス事故を踏まえ、この種事故の再発防止のため、軽井沢スキーバス事故対策検討委員会において同年6月3日にとりまとめられた「安全・安心な貸切バスの運行を実現するための総合的な対策」に掲げられた事項を着実に実施する。(2)自動車運送事業者に対し、運輸安全マネジメントを徹底し、輸送の安全が最優先であるという意識を内部に浸透させ、経営トップから現場まで組織が一体となって輸送の安全性の向上に努めるよう意識の高揚を図る。(3)平成29年6月30日に策定された事業用自動車総合安全プラン2020を踏まえた事業用自動車の安全運行の徹底を図るため、自動車運送事業者団体を通じて、自動車運送事業者、運行管理者に対し次の事項に重点を置いた取組みを推進するよう指導する。①シートベルトを座席に埋没させないなど、乗客が常時着用することができる状態にしておくことはもとより、安全確保のため、車内放送等により乗客にシートベルトの着用を促すとともに、発車前に着用状況を目視等により確認すること。②運転者の体調急変に伴う事故を防止するため、「事業用自動車の運転者の健康管理マニュアル」(平成26年4月18日改訂)に基づき、運転者の疾病等の状況、医薬品の服用状況等を把握し、健康状態に異常が認められた場合には、運転者を交替させる等、適切な運行管理を徹底すること。③過労運転を防止するため、適切な運行指示書を作成するとともに、長距離運転や夜間の運転に従事する際の乗務時間の遵守等について運行管理を徹底すること。特に、高速乗合バス及び貸切バスにおいては、交替運転者の配置基準の遵守を徹底すること。④乗務中の携帯電話による通話やスマートフォンの操作を絶対に行わないよう徹底すること。⑤適性診断の結果も活用するなどして、運転者に対し「思いやり・ゆずり合い」を意識させ、周囲の交通に配慮した運転に努めるよう指導すること。特に子供、高齢者、障害者等に配意し、歩行者及び自転車利用者の安全確保を図ること。⑥飲酒運転の根絶に向けた運転者に対する指導監督を適切に実施するとともに、運行の際には、アルコール検知器の使用による酒気帯びの確認を確実に行うなど、厳正な点呼を実施し、

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