S運送の経営者は、運転者に対して「最大積載量の2倍に近い荷物を積んでトレーラを運転するよう命じた」として、過積載運転の下命・容認違反で警察に逮捕され、責任を追及された!滋賀県警察本部より東北運輸局にも道路交通法違反による通知があり、運輸局はS運送に対して特別監査を実施し、運行実態が調査された平成21年11月12日、大津市月輪5の名神高速道路下り線で、岩手県山田町に本社をおくS運送のトレーラの後輪タイヤがバーストして炎上し、車両火災を起こしました。24トントレーラに冷凍イワシなど約47トンを積載して運送中、過積載によるタイヤに強い圧力がかかり過熱したものとわかりました。車両火災事故を端緒に過積載が発覚。責任を追及された事例です。事例3過積載で事故を起こし21日間の事業停止過積載の危険を再認識しよう「事例・判例からみる」貨物運送事業の危機管理術どんな事故だったのかここに注目!ここに注目!3過積載のため後輪がバーストして発火!18第1章 会社を守るリスク管理のポイント
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