睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に気道が閉ざされることなどにより、激しいイビキや呼吸の一時停止を何度も繰り返すもので、その分眠りが浅くなり、日中に睡魔に襲われたり、注意力や集中力が低下する睡眠障害です。 SASの患者と正常な人の居眠り運転の事故率を比較した研究データでは、軽・中等症患者で2倍、最重症患者では約3倍も居眠り運転事故を起こす確率が高くなっています(右図)。 SASは、自覚しづらい病気ですので、下の自己診断チェック表を使いSASの疑いがある場合には、耳鼻科などの専門医の診察を受けるようにしましょう。睡眠時無呼吸症候群(SAS)の危険性ドライバーの指導に役立つ参考資料エプワースの眠気尺度表あなたの状態にもっとも近いと思われる番号(0、1、2、3)を○印で囲ってください。状態眠ってしまうことはないときに眠ってしまうしばしば眠ってしまうだいたいいつも眠ってしまう1座って読書をしているとき01232テレビを見ているとき01233人が大勢いる場所(会議など)で座っているとき01234他人が運転する車に、休憩なしで1時間以上乗っているとき01235午後、横になって休憩しているとき01236座って人と話しているとき01237昼食後、静かに座っているとき(飲酒はしていない)01238自分で車を運転しているときに、渋滞などで数分間停車しているとき0123合計 点○11点以上の人は、病的過眠領域とされています。11点未満であっても、慢性的ないびきをかく人、睡眠時に呼吸が止まる人、日中頻繁に眠気を感じる人も睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。○11~15点の人は、早い時期に専門医に診てもらうことをお勧めします。○16~24点の人は、速やかに専門医に診てもらってください。4.5正常軽・中等症重症 (愛知医科大学睡眠医療センターのデータより)睡眠時無呼吸症候群と居眠り運転事故率最重症SAS全体居眠り運転事故率(%)9.0201510509.214.510.135運転者の健康管理を徹底しよう健康管理
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