magazine50
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創立50周年を祝して近畿運輸局長村上伸夫社団法人京都府トラック協会の創立50周年にあたり、心からお祝いを中し上げます。貴協会は、昭和22年に京都府貨物自動車運送協会として発足され、同3011に社団法人の認可を受け、同39年には名称を京都府トラック協会と変更されました。半世紀にわたって一貫して業界の団結と振興、事業者の地位向上と近代化に務め、京都府下トラック業界の発展に寄与してこられたところであります。国内貨物輸送の大宗を占めるトラック輸送は、我が国の経済活動と国民生活を支える重要な基盤として大きな役割を果たしております。しかしながら、現在のトラック業界は、長年にわたる景気の低迷による輸送需要の伸び悩みに加え、NOx等の環境問題、交通混雑による輸送効率の低下、本年4月1日から実施された労働時間の短縮や消費税率のり|き11げといった問題にも直面しております。このような状況のIヾで、 トラック運送事業が担う公共輸送機関としての社会的使命を果たすためには、これらの課題に適切に対応していくとともに、従来にも増して効率的。合理的な物流システムの構築について考えていく必要があります。本年4月には「総合物流施策大綱」力`閣議決定されたところですが、これも|ド街地の共同集配等による都市内輸送の効率化、地域間物流としての共同運行による幹線輸送の効率化などを‐層すすめるよう求めているところであります。占い伝統を生かしながら、新しいものにも積極的に取り組む進1反の気風をもつ京都のトラック業界において、荷主ニーズにあった高度な輸送サービスの提供、新しい輸送需要分野の開拓、事業経営の多角化を進めるとともに情報化をはじめとする物流のifI度化を推し進められるならば、必ずや明るい木来が開けてくるものと確信いたします。黄協会が傘下会員と手を携えて、健全な1'業の発展と経営基盤の強化、「勤労者のゆとりと豊かさの実現に向けて」の構造改善事業に取り剰1まれ、次の半世紀に向けて力強い一歩を踏み出されることを期待するものでありますじこの50周年を契機に、社団法人京都府トラック協会が、今後、益々発展されることを祈念いたしまして、私のお祝いの言葉といたします。
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